2022-08-25
ある方から悩みを聴きました。
その人は働いて3年目を迎えたところです。
職場(放課後等デイサービスの事業所)で実習生を受け入れたのをきっかけに、ソーシャルワークって何なのだろう?
社会福祉士の専門性など、考えないで働いてきたのではないか?と思ったそうです。
この話を聴いて、こんな風に悩めることが素晴らしいと私は思いました。
その人は「何も考えずに3年目になってしまった」から悔しいと言います。
でも経験を積み重ねたから、日々の業務に「引っかかった」のではないでしょうか。
立ち止まって振り返ることは、大切な仕事の一つですし、
目指すことがあるから「悔しい」のだと思います。
私のことを振り返ると、「疑問」をもって何とかしようする人と働くのは刺激的で楽しかったです。
一緒に取り組めることが、やりがいになりました。
少し話が脱線しますが、社会福祉士などの資格をもっているか、経験年数が多いか少ないかなどは、援助の質に着目する姿勢とは必ずしも関係がなかったように思います。
ソーシャルワークって何なのだろう?という問いは、自分の仕事に目を向けさせてくれます。
目の前の当事者(サービス利用者、お子さん)一人ひとりに「より良い時間」を提供するには、どうすればいいのだろう? いまのやり方で改善できることはないだろうか?と。
これまで考えてきたからこその前進です。
これからも悩みが具体的になったり、中身が変わっていくことがありますが、
援助者として成長しているサインだと思います。