ところが、定年して間もなく体調不良に見舞われ、数年してパーキンソン病と分かってからは、闘病生活が始まりました。
徐々に身体の自由が効かなくなっていく中で、「忍」の一字で、病気や介護について、父なりに研究し続ける日々を送りました。
父の夢であった独立。
独立したら事務所は「長楽庵」と名付けたいと話していたことは叶えてあげられませんでしたが、こうして私たちが社会福祉の仕事で独立することになり「長楽庵」の名前を受け継いでいくことにしました。
・色々な選択肢の考え方をお伝えし、ご提案しました。
・ご希望に応じて役所等の相談機関へ同行しました。
② 支援者相談の例
「ご本人に後見制度が必要なのかどうか、必要だとしたら何から始めたら良いのか相談したい」
・「私はどのように暮らしていきたいか」をエンディングノートを一緒に作成しながら考えました。
・支援者の方へは後見制度のご説明し、行政や中核機関をご紹介しました。
・ご本人の希望にそって、お墓参りやお買いものに同行しました。
私たちは、このお寺で結婚式をあげて頂きました(宗徒でないにもかかわらず)。
いつも初心を忘れないように、この絵を使わせてもらっています。
なお長楽庵は特定の宗教、宗派には関わりありません。
「ソーシャルワーカーが独立する選択肢をもつ」に書いた通り、こういう選択肢もあると(ひっそり)お示ししたい。
きっと関心のある方がいらっしゃると思います。
「自分がやるべきこと/できること」は「生計を立てる」道に、つながっていくはずです。