ソーシャルワーカー事務所 長楽庵は、精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格をもつ独立型個人事務所です

福祉職への転職を考えたら、まずは自分の譲れない基準を洗い出してみる

知りあいから福祉職への転職を相談されました。

その方は好印象を与えます。会った人は皆さん彼を「いい人」と言うだろうというくらい感じが良い。ちょっと羨ましいです。

だから福祉職向きなんて単純な話ではありませんが、恵まれた出会いがあったらいいなと私は期待しています。こう思わせるような人なのですから。

まず何をしたらいいでしょう?

こう聞かれたので、自分の譲れない条件を書き出してみてとお勧めしました。

後から「こんなはずじゃなかった」と思うのはしんどいです。ここでは事前準備にしぼって見ていきましょう。

  • 収入はどれくらいが妥当でしょう。言うまでもなく肝心なところです。希望する法人等の給与体系が分かると、将来のシミュレーションをしやすくなりますね。
  • 休みは何日あるのが望ましいですか。休日の曜日にこだわりはありますか。一般的に通所なら週末休み、入所ならローテーションで不定期の休みです。盆暮れなど世間の休日とズレているのが耐えられないという人もいれば、どうせ混んでいる時期だから違うほうが便利という人もいます。お子さんがいれば、一緒に過ごす時間を確保できるかどうかが大切な基準になりそうです。
  • 仕事で運転することに抵抗はありませんか。事業所の領域によっては送迎も行います。つまり運転の素人が利用者の生命を預かる場面がある訳です。私は運転が苦手なので、こういうことが気になります。
  • 泊まり勤務はできますか。子育て中なら協力してくれる人はいますか。「泊まり」には仮眠ありの夜勤と、基本的に眠れる(はずの)宿直があります(これも一般論で、事業所によって状況は異なるのて要確認です)。泊まり明けは何時に帰れるかも気になります。

福利厚生のチェックは言わずもがなでしょう。ではいよいよ次は行動です。

一口に福祉職といっても、児童・高齢・障害など領域によって雰囲気も働き方も違います。複数の領域で、ボランティアなど機会をつくって経験することをお勧めします。

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