拘置所への道で出会った「花咲かじいさん」

障害や疾患があり、社会的な支援が届かなかった人の生活のやり直しをお手伝いしています。

拘置所への道では、これから伺いたいことや話す内容を考えながら歩きます。

道ばたにきれいな花が咲いています。どなたが植えたのだろうと、以前から気になっていました。

拘置所からの帰り、お手入れしている方を偶然見かけました。思い切って話しかけました。普段ならこういった行動をとれないのですが、どんな方なのか知りたかったのです。

伺うと、やはりボランティアでやっているとのこと。

「ほら、この道を歩く人はいろんな気持ちで歩いているだろう？ 少しでも明るくなってもらえればと思って」

ありがとうございます。自分がどういう立場でお礼を言っていいのか分かりませんが、感激して感謝しました。

花咲かじいさんって、失礼な言い方をしてすみません。格好いい紳士です。

私も援助の仕事を頑張ります。

（写真は2017年の秋で、いまは工事中でした）