2019年6月10日(月)セミナー弦 第7回を開催しました。
テーマは「神奈川の部落史」
講師は、神奈川部落史研究会の浅羽 孝政副会長です。
当日資料から一部引用します。
1.部落問題(同和問題)とは
・日本国憲法 第14条
・部落差別の解消の推進に関する法律(部落差別解消推進法)2016年12月 公布・施行
2.神奈川の部落史
3.横浜市における部落問題
4.「結婚差別」を考える
5.人権・差別に対する私(たち)の「立ち位置」は
具体的な人間関係の中で差別(関係)が存在する
個々人が差別を少なくしていくことはできる
◎自分にとって「軸」になる「人権・差別」に関わる課題は何か
→事実を事実として認識すること
→「出会い」を通して学ぶ、『当事者』の「思い」「考え」を知る
今月も「重くて大事なテーマ」でした。主催者なのに言ってしまいますが、とても贅沢な時間でした。
講師は学生時代、聴きとり調査に入ったところで、当事者からずっとこのテーマを追いかけるつもりなのかと問われます。長老が仲裁してくれたときの一言などなど、お話に惹きつけられました。
○○差別は自然と消滅する(寝た子を起こすな)、いや人が生きている限り差別は無くならないといった議論を紹介された後、こうおっしゃいました。
共通するのは「自分」がいないんですよね。
私がこのことを考えたくて、◎引用資料を太字にしました。
優生保護の問題では、未来の自分がおかす過ちになるかもしれないと考えてきました。
新たな差別が生じる可能性もあるなかで、自分にとっての「軸」を自覚していきたい。そう改めて思いました。
次回のセミナー弦 第8回は、2019年7月8日(月)18:00〜20:00 の予定です。
ご一緒に考えてくださる方々のご参加をお待ちしています!